1970-12-07 第64回国会 衆議院 地方行政委員会交通安全対策特別委員会連合審査会 第1号
この春、法改正をやっているわけですね。またいま改正をする。また通常国会に出す。法律というものは、こういう変動期でありますから変える必要がわりあいと多い時期ではあるけれども、これほど法律をいじり回すのは朝令暮改ということばもあるように、時間も浪費、金もかかる。一つの法律改正をしますと、その波及する手間というものはたいへんなものですね。こんなものをなぜ出さなければならないのか。
この春、法改正をやっているわけですね。またいま改正をする。また通常国会に出す。法律というものは、こういう変動期でありますから変える必要がわりあいと多い時期ではあるけれども、これほど法律をいじり回すのは朝令暮改ということばもあるように、時間も浪費、金もかかる。一つの法律改正をしますと、その波及する手間というものはたいへんなものですね。こんなものをなぜ出さなければならないのか。
○委員長(伊藤修君) そのあとの方の賣春法の問題でありますが、これは御承知の通り継続調査の対象にはなつておりませんけれども、それでも從來法務委員会におきましては、曾て第二回会ですか第三回國会に賣春法が出て以來鋭意これは研究を進めておる次第であります。
特に今度の賣春法にいたしましても、淫賣は罰しても淫買の方は罰していなかつたために、必要的共犯であるために罰していない。これは相手方も罰するということになれば、又相手方も同じということにしなければ從來の立法例と著しく矛盾するところがある。この点はどうお考えになりますか。
ただ一人だけを囲いまして、そうしてただ一人の男子と大体夫婦関係同様の関係を結んでおるという点につきましては、道徳上面白くないのでありますけれども、賣春法の法律の一つの目的は、婦女の奴隷的な面と、もう一つは衛生的な面、こういうふうな点におきまして、多少一人だけの妾を囲つておるというのは、この法律の対象にするのには廣すぎるのではないかと、かように考えまして、その点賣春にはならないと考えております。
○大池事務総長 賣春法等処罰法案は昨日のお話では今日決めるということで、ここで治安がいいか、司法がいいか、厚生がいいか、ということで三つの議論があつたのであります。これは各党で大体今日までに決定するということでありましたので、いずれかに御決定をお願いしたいと思います。